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☆- 大根仁の脳天日記 -☆

(2001/10)


[ 働け俺!! ]
朝から編集。というのは嘘で遅刻して昼から編集。
小学校の頃から遅刻の常習犯で、中学の時は遅刻して何度も体罰を受けたし(FUCK!!)高校の時は遅刻が原因で毎年留年
しそうになっていた。大人になったら絶対に「時間にルーズな仕事」
に就こうと思ってた。まあ望み通りの「時間にルーズな業界」に
入ったわけだが、だからといって学生の頃のようなことが許されるわけがない。ADの頃なんて遅刻なんかもってのほかだからいつも事務所に
寝泊りしていた。今となっては笑い話だが3ヶ月1度もアパートに帰らず事務所に泊まっていて3ヶ月ぶりに部屋に帰ったら電気・水道・ガス
全て止められていて、事務所に引き返したこともあった。
ディレクターになったからって遅刻が許されるわけでもない。
編集や会議はディレクターがいなければ何も始まらないし
本番に遅刻するディレクターなんてスタッフ・役者・タレントからあっというまに信頼を失う。
だから僕の遅刻癖は仕事をするようになってから大分直った。
仕事で遅刻しなくなった分のしわ寄せがどこに来てるかというと
私生活だ。友人との待ち合わせやプライベートの約束の時間には
まず確実に遅れる。映画を観に行くときもギリギリか予告が終わる寸前くらいになってあわてて席に着く。病院の予約にも必ず遅れて医者に
怒られる。関係ないがビデオをレンタルしても絶対に返却日には
返せない。
何を言いたいかというと、私生活における僕は完全に「ダメ人間」
だということだ。
ん?違うな。そんなこと別に言いたくないな。
「遅刻」だ。「遅刻人間」について言いたい。
「待つ方もツライが、待たせる方はもっとツライ」
スチャダラパーの名フレーズである。その通りだと思う。

あ、そういえば今年の車の税金払ってないや。

仕事ラッシュ。働け!俺!!



2001/10/31(Wed)


[ 葬儀。 ]
午前中親戚の叔父の葬儀。千葉へ。
渋滞に巻き込まれ不謹慎にも遅刻。斎場に着くと親戚一同の冷たい目線。久しぶりに父に怒られた。反省。生まれて初めて棺をかつぐ。微妙な重さ。
15年ぶりくらいに会う叔父の息子のヒロシ君、僕の3歳下で子供の
頃はよく遊んでいたのだが立派な大人になっていた。当たり前だが。
なんでも京大の大学院で経済史の研究をしているらしく、そのまま
助教授になるらしい。一族の中から「研究」でメシを食っていく人間
が出るとはなあ。ヒロシ、8歳までウンコ漏らしてたのになあ。
火葬場にて親戚たちとお話。おじさん・おばさんたちがおじいさん・
おばあさんになり、子供だった従兄弟たちがおじさん・おばさんになっている。
感慨深いものだ。
斎場から火葬場へ。
千葉の火葬場は焼く時間が長いらしい。
15時からの打ち合わせにギリギリ間に合う時間までいて
叔母さん、ヒロシに丁重にお詫びして東京にもどる。
さよなら村山の叔父さん、子供の頃たくさん遊んでくれてありがとう。

ヤングマガジン連載中の「ヒミズ」(古谷実)が相変わらず凄い。
とても「稲中卓球部」と同じ作者とは思えない。
この人の作品で「人間の原罪」について考えるなんて思わなんだ。

夕方から長丁場の編集。喪服のままで徹夜はツライので
プロデューサー赤羽とユニクロへ。
フリースやらスウェットやら馬鹿買いする。
そういえば2年前くらいのユニクロのCMで「ゲゲゲの鬼太郎」の
水木しげるさんが出てるやつあったじゃない。片手ブラーンとさせて。
あれ良かったよなあ。

昨日、2年間使っていた携帯電話が突如壊れた。
携帯ショップで最新型のSO503iSというヤツを購入。
パソコン同様、携帯も機能の100分の1くらいしか使わないのだが
この電話のメール機能には驚いた。
本文で「こんにちは」の「こ」を打つと、「こ」で始まる単語が
100個くらい出てくるのだ。「ここ」「これ」「こんにちは」
「こんばんは」「コンサート」「コンテンツ」・・・・必要あんのかな?これ。

今編集室で夕飯。今週はヘルシー週なのでおろしうどんのみ。
横で赤羽はマーボ茄子と酢豚をおかずに唐揚げ中華丼大盛りを
食べている・・・・・・・・・・・・・・・・。



2001/10/30(Tue)


[ グルグル。 ]
「少年タイヤ」のMAをやりつつ別番組のインタビュー収録とか
打ち合わせで都内をグルグル。

モッズの森山達也氏に会う。感動。

夕方日記をまとめ書き。
あまりにもの内容の無さに自己嫌悪。
真面目に毎日書こう。
2001/10/29(Mon)


[ 編集。 ]
午後から編集。
夜青山劇場で「東亜悲恋」。
久しぶりに井ノ原くんと会う。
いつ会っても「ナイス」な男。

2001/10/28(Sun)


[ 嘘。 ]
嘘に囲まれ続けた日だった。それはそれで良し、とする。

何故か「吉田拓郎BEST」購入。
今までまったく聴いたことがなかったのだが
改めて聴いてみて、聴かなかった理由がなんとなくわかった。
いや、嫌いということではなくて。
「外は白い雪の夜」という曲に感動。

2001/10/27(Sat)


[ インタビュー ]
フミヤさんのインタビュー。特番用。
いつ会っても「POP」な人。来年40歳だって。
信じられん。
2001/10/26(Fri)


[ コーネリアス ]
1日遅れでコーネリアスの新譜購入。
予想をはるかに上回る。
「ファンタズマ」の装飾品を全て取り払ったカンジ。
またもや猿オナニー状態で1日中聴く。
ただひたすらに気持ち良い。
当分これがあれば大丈夫。

聞くところによるとオザケンも復活するらしいじゃないか。
フリッパーズの2人と同い年の僕としても負けてられんわい。
2001/10/25(Thr)


[ ダッフルコート ]
今年こそ買うまいと思っていたダッフルコートをまた買ってしまった。
僕はダッフルコート好きだ。ダッフルフェチだ。
これで7着目だ。ああダッフルダッフル・・・。
早く冬が来ないかな。
2001/10/24(Wed)


[ 今日もスタジオ ]
午前中病院。といっても知り合いの検査結果の付き添い。
大腸に悪性のポリープ、つまり癌が見つかったらしい。
たまらない気持ちになるが本人の前でそんな表情を見せるわけにも
いかず。次の手術の結果がわかるまで感情モラトリアムとする。

午後から砧スタジオ。
昨日までのドラマとは別棟にあるスタジオ。
今日はバラエティ。
クレッシェンド制作「サタッぱち」夜露死苦ね。
2001/10/23(Tue)


[ ふんふん。 ]
今日も撮影。
ふんふん、そう撮るのか?
お?ええ?そっちか?いや・・・あ、そうか
俺はこっちの目線は持ってないのか・・・
ああ、なるほど、そういうアングルもあるよな。
ほうほう、ふーん、ありゃりゃそうか。
おおっ!!なるほどねえ・・・

1日中勉強と発見。ああ、幸せ。

少し前に「どんな時に幸せを感じる?」と聞かれた。
その時は答えられなかったけど
オラ他人と上手くコミュニケーションをとれている時が一番幸せだよ。
2001/10/22(Mon)


[ 砧スタジオ ]
朝からドラマの収録。
初めての「マルチスタイル」。
つまり複数のカメラで長い芝居を撮る。
通常のドラマではこれがオーソドックスなスタイル。
いつもの1カメスタイルとはまったく違う脳味噌を使う。

疲れたけどとても楽しかった。ああ、幸せ。

2001/10/21(Sun)


[ いつもいつも ]
いつもいつも色んな人に感謝したい気持ちで生きているのに
口から出てくるのは憎まれ口ばかり、也。

ドラマのリハーサル。
撮影前にこれだけリハーサルをしたのは初めてだ。
「初めて」はなんでもいいもんだ。
「初めて」のスタッフと最終的な打合せ。
明日から、初めてのスタジオで初めてのスタイルで初めてのスタッフで
初めての役者で初めての脚本家で撮影開始。
楽しみ。
2001/10/20(Sat)


[ 19日? ]
何してたっけ?19日・・・
19・・・ジューク見ないね、最近。見たくないけど。
326も見ないね、最近。見たくないけど。

なんか仕事してたはず・・・・。
2001/10/19(Fri)


[ 花を飾ろう。 ]
友人薩本くんがやっている広尾のロック花屋「温花家」で生花を購入。
ピンクのガーベラ10本。
事務所に行き、網中女史に長さを揃えてもらいデスクに飾る。
とても美しい。

東放学園時代、ずーっと花屋でバイトをしていた。
朝学校に行き、終わると夕方から夜まで毎日働いていた。
土日は朝から夜まで働いていた。
2年間ずーっとやっていたので花には詳しくなるわ
花束やアレンジは上手くなるわでどんどん花屋の仕事が
楽しくなっていった。学校には1人も友達がいなかった。
業界にコネなどもなく、就職をする気もなく、卒業後は
本気で花屋になるつもりだった。

結局花屋にはなれなかったわけだが
今でもたまに「温花家」の店番をすることがある。

知らない人がキレイな花を嬉しそうに持って帰る。
僕も嬉しくなる。

花は美しい。


2001/10/18(Thr)


[ 新番組。 ]
クレッシェンド制作の新番組の収録のお手伝いで朝から砧のスタジオ。

久しぶりにバリバリゴールデンのバラエティ番組の空気を吸う。
この空気も・・・・・・おいしい・・・・・・・・・・。

夜中、昼間の空気でお腹を膨らませつつドラマの日曜日収録の
ドラマの勉強。をしながら寝てしまった。

バンプオブチキン「ハルジオン」。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・たまらんな・・・・。
聴いてるこっちが照れてしまうくらい青臭くても、このバンドは「決して負けない強い力」を持っているんじゃないか。

2001/10/17(Wed)


[ だから・・・ ]
だから日記は書かないとすぐ溜まるんだってば!
えーと16日?天気?わからん。忘れた。
えーと何してたっけか?
あ、真心ブラザーズが活動停止になることを朝知ったんだ。
最近やっと真心の本当の良さがわかるようになってきたのにさ。
とりあえず最後の武道館はどんな手を使ってでも手に入れよう。

夜、ドラマのリハーサル。

インターネットで購入した漫画「本気のしるし」@〜Bを
近所のセブンイレブンに取りにいく。
なるほど。本は本屋で買うだけではなくなるのか。
いまさら何言ってんだ?
でも本屋って好き。大好き。
ところで本屋に行くと便意をもよおすのは僕だけだろうか?
前に気になって調べたら意外とそういう人は多いんだって。
さらに調べたら気の弱い、プレッシャーに弱い人ほど
そうなるんだって。
「何か面白い本みつけなきゃ」っていう無意識の強迫観念が
便意に結びつくんだって。
ほんとかよ?
でも確かに、買いたい本が決まっている時より
何気に「なんかないかなあ・・・」っていう気持ちで本屋に
入った時の方が便意をもよおしやすい気がする。

「本気のしるし」
ああ・・・浮世さん、あなたという人は・・・ああ・・・

2001/10/16(Tue)


[ いい天気 ]
「いい天気」ショーケンの歌のタイトルだが誰も知らないのでこの話は膨らまない。

朝「カレル橋の1ユーロ」(広瀬隆)読了。うーん・・・・。
その後ご飯を作りながら昨日編集の途中で買った雑誌数冊で今回の戦争(テロ?)に関する俄知識を吸収。それにしても世の中知らないことばかりで本当に自分が嫌になる。「SAPIO」の呉智英の話には頭がクラクラしてきた。
ええ!?キリスト教もイスラム教も元は同じユダヤ教!?
ええ!?マルクス主義もキリスト教の亜流?
ええ!?島原の乱はカトリックとプロテスタントの戦いでもあった?
嘘?本当?
あああ・・・もっと色んなことが知りたい。嘘でもいいから。


昼から「少年タイヤ」MA。夕方からドラマのリハーサル。
ドラマもやるけどバラエティもやる。バラエティもやるけど音楽ものもやる。TVもやるけど舞台演出もやる。
堤カントクの元で仕事をしてきたので自然にそうなってきた。
とても感謝している。
こうやってもっともっと「○○もやるけど××もやる」を増やしてゆく。飽きっぽい?節操が無い?その通り。それで良し!


夜事務所に戻ってNHK教育TV「フランス語講座」で
フランス語の勉強。というのは嘘で井川遥ちゃんを鑑賞。
一応井川遥と一緒にフランス語の発音などをやってみる。何やってんだ?俺は。
この「フランス語講座」月曜日の夜と木曜日の朝に放送しているのだが
これは1週間の始まりである月曜日と休みまであと1日の木曜日に
放送することで全国のサラリーマンや学生に元気を出させる
NHKの気配りだと思うのだが思い過ごしだろうか?
それにしても最近街中のあちこちにある「週間プレイボーイ」の
井川遥の巨大ボードに見とれて事故を起こすヤツはいないのか?
僕は今日前の車にぶつかりそうになった。

井川遥も可愛いが細野佑美子も可愛い。




2001/10/15(Mon)


[ 髪の毛 ]
普段ロクでもないことばかり考えているので髪の毛が伸びるがとても早い。お、主語が無い。僕は、だ。
先日金髪にした髪もあっという間に伸びてしまって黒毛と半々になってしまったので、あっさり坊主に戻す。
3ミリのカートリッジを使ったのだがそれでも毛先はちょっぴり金色だ。もう2度と染めることはないだろう。一生坊主頭だ。
さようなら僕の金髪。

昼からずーっと編集。
リニューアル「少年タイヤ」。あさって放送。
今回からドラマがメイン。1テーマで4週。
今回は「熱海殺人事件」。演出はフジTV河毛俊作さん。
とても勉強になった。さすがにベテランだけあってとんでもない数の
ドラマを作られてきている。ビックリしたのは河毛さんのデビューは
僕が小学校の頃大好きだった「翔んだカップル」「翔んだライバル」
だったことだ。当時のオモシロ話を聞けたのも嬉しかった。
番組トータルの演出は僕がやってます。
ヒマだったら観てください。火曜深夜です。
オープニング、ちょっと可愛いですよ。
ずーっとやりたかったロシアンアバンギャルトなんですが
動く映像では難しいと思っていたんですが
CGデザイナーの木村さんのおかげでカッチョ良く出来ました。

今日は文章が下手ですね。
明日も下手です。
なぜなら3日まとめて書いているから。

2001/10/14(Sun)


[ 日記は・・・ ]
日記は書かないと、あっちゅー間に溜まるもんですな。
実は(というほどでもないんだが)偽名で1年ほど前から
あるサイトに日記を書いていて、そっちも今でも書いているので
1日に2回日記を書かなきゃいかんのである。
偽名の方は偽名だけあって偽名でなければ書けないような
ことばかり書いている。
おいあんたよくそんなヒマあるな、と思われそうだが
そんなにヒマでもないのである。
休みなく働いているつもりだ。
でもこうやって何でもない駄文を書くのは楽しい。

夜、打ち合わせでとてつもなく美味い中華を食べた。
ここは別段高級店でもなければ有名店でもない。
駒沢通りからちょっと入ったところにある
一見なんでもない普通の中華店だ。
中国人の御夫婦がふたりで経営なさっていて
料理はもちろん、この方達の佇まいがとても素敵だ。
調理はすべて奥さんがする。御主人はそれをニコニコした顔で運ぶ。
水餃子(美味っ!)、細切り肉のクレープ包み、白菜のクリーム煮
空芯菜のニンニク炒め(初めて食べた!)、チャーハン(絶品!!)
どれもこれも「もう殺してくれ!!」というほど美味い!
どれほど美味いかというと渡辺満里奈が常連なくらい美味い!!
よくわからない例えだがわかる人にはこのニュアンスは伝わるかと思う。素晴らしいことにこの店は値段もさほど高くない。
上の五品にお酒を飲んでも6000円。
高くて美味いだけの店はいくらでもあるが
こんな計算も下心の無いこの店の料理のような作品をいつか
作りたいもんだ。

漫画「軍鶏」。たなか亜希男の筆力はある部分では井上雅彦より上だと思う。今漫画で格闘を描かせたらこの2人が一番だと思うのだが
まさに「陰」と「陽」。

2001/10/13(Sat)


[ ズドーン! ]
夜中ビデオでロック・イン・ジャパンFESの佐野元春。
ライヴ前のインタビューからしてもう元春節炸裂。
斜に構えながらもキッチリカメラ目線。
「大事にしていきたいね、このロック・コミュニティ・・・」
カッチョ良い!
ライヴはもう余裕のカッコ良さ。
若いコたちにはどう映るのかね?
何やるにしても「言葉」を作るセンスがイッちゃってるんだよな、この人。今のバックバンド名「International HOBO KING BAND」。
ってなんだよ!?どういう意味?

そういえば26歳になった時、
「ああ、佐野元春がSOMEDAY作った歳になっちゃった・・・」
って落ちこんだっけ。

元春以外ではバックドロップボム、スーパーカーが良かった。
2つのバンドに共通してるのは
日本語に対するこだわりなどハナからまったく無いこと。

来週から本格的にドラマの準備。楽しみ!!
今まで経験したことの無いスタイル、一緒にやったことのないスタッフ
役者、ヒヒヒヒ楽しみ!!!!
2001/10/12(Fri)


[ アラスカ帰りのチェーンソー ]
今日は打ち合わせばっかり。
移動の車中は何故か岡村靖幸。そう岡村ちゃん。
「パラシュートガール」「だいすき」「カルアミルク」「友人のふり」
などの名曲に酔う。唯一無比だよなあ。この人。
秋から本格的に復活する噂もあったのに、やはりいつも通り噂で
終わってしまうんだろうか?

夜中ビデオ「サブウェイパニック」。
昔懐かしいニューヨークの落書きだらけの地下鉄が良い。
脚本の巧妙さに驚く。
観てない名作ってまだまだいっぱいあるんだなと。

焼酎「白銀坂」美味し。



2001/10/11(Thr)


[ ずーっと編集。 ]
外は雨。すごい雨。雷も鳴っている。
この年(と言っても32)になると「生まれて初めて・・・」
なんてことは段々無くなってくるもんだが
生まれて初めて髪を染めてみた。
広尾のロック花屋「温花家」のロック店長・薩本くんの               http://www5b.biglobe.ne.jp/~harukaya/
知り合いの美容室の人がタダでやってくれるというので
お願いした。
坊主頭を薄い金髪にした。アッシュブラウンとも言うらしい。
似合っていない・・・・。
伸びたらすぐに坊主に戻そう。

炊き込みごはんを作った。
栗と豚バラ肉とエノキ。
栗は最近人気のあれを使った。
あの、なんつーの?もう剥いてあるやつ。
便利だね、あれ。
おいしく出来た。よかったよかった。

2001/10/10(Wed)


[ ]
午後から深夜まで事務所で仕事。

すっかり秋。
ウチのマンションにはものすごく気持ちの良い屋上があって
一応住民全員が使ってよいことになっているのに
なぜか僕しか使わない。
周辺は高い建物を建ててはいけないらしく
360度視界を遮るものは何もなく
晴れてる日などは、とにかくひたすら気持ち良い。
誰も使わないのをいいことにキャンプテーブルやら
椅子やらを持ち込んで好き勝手に使っている。
休みの日などはここで朝からビールを飲んだりするわけだが
そろそろそんなことも出来ない季節になってきた。
まあ秋、冬、春とそれぞれ気持ちの良い過ごし方は出来るんだが。
いつかここで焼き魚をやってみたくて随分前に
七輪を買ったのだが未だ使ってない。

「カレル橋の1ユーロ」(広瀬隆)読み始める。
うーん・・・。

雑誌「リラックス」におまけで付いていたヤン富田のCD。
すげえ・・・・。


2001/10/09(Tue)


[ リリイ・シュシュのすべて ]
朝、「リリイ・シュシュのすべて」を観るために渋谷シネマライズ。
混んでるかと思いきや意外にも50%の入り。雨だから?
中途ハンパな地方都市でもがき苦しむ中学生達の姿が
少しだけ自分の中学生時代と重なってしまい、途中辛くなった。

田んぼや畑も川もあって工場もあって空き地も荒地もあって
高速道路もあってキチガイが住んでる小屋があって
貯水池があって団地があってマンションがあって
市営住宅があって昔からの農家があって
キレイな住宅街もスーパーもゲーセンも公園もあるのに
なーんにも無い。で、全部に自転車で行く。そんなカンジ。
僕の住んでたところはあんなにキレイな空ではなかったけど
それでもたまには気が狂ったような夕焼けを見られることはあった。
ああ、嫌だなあ、中学生の頃って、嫌。

などと思いながら観ていたんだが、終盤ストーリーがさらに
残酷になってゆくに連れ、不思議な感情になっていった。

なんか「映画」を観たカンジがしなかった。そんな映画。

僕の廻りにあったのとまったく同じ「イジメ」の仕方があって驚いた。
西表島のシーンの長さが心地よかった。

ところでスタッフクレジットに「照明」がなかったのだがどういうことだ?確かにナイトシーンのいくつかはかなり大胆な照明だったが
そういうことなんだろうか?

夕方から仕事。

夜、ニュース。
「平和なんか1人の馬鹿がぶっ壊す、人間はもう終わりだ」
昨日観た真心ブラザーズの歌を思い出す。
さて、「馬鹿」は誰?

2001/10/08(Mon)


[ 早起き ]
早起きして小金井公園の江戸東京たてもの園に。
「千と千尋の神隠し」の街並みは宮崎監督がここの風景から
インスパイアされたらしい。
が、僕の興味は西ゾーンの大正〜昭和初期の一般家庭の家々。    まずは建築家の前田國男邸。
昭和17年に建てられたらしいが外装も内装も素晴らしく
しばし見とれてしまった。吹き抜けのリビングなんぞまるで
今時のデザイナーズ建築のようだ。
いや、前田國男は当時最先端の建築家だったのだからまさにデザイナーズ建築なんだが。
前田邸に隣接する田園調布の大川邸もモダンで可愛らしい家だった。
「痴人の愛」でナオミが暮らす大森(だっけか?)の家は
こんなカンジだったのではないだろうか?
その他の家もそれぞれ独特の情緒。
高橋是清邸。2・26で暗殺された当時の蔵相。
青年将校たちが走り回った廊下や階段、そして高橋是清が殺された
寝室。などをのどかな顔をした家族連れやカップルが歩き回る。
ふふふふ。
小金井公園は空が広くていいね。
ものすごく下手糞なフォークデュオがいて参った。

午後、仕事。

夜、広尾のロック花屋「温花家」のロック店長薩本くんに録画を
頼まれていたロックインジャパンフェスをビデオで鑑賞。
真心ブラザーズ、涙が出るほど良かった。
なんつってもメンバーが・・・真心の2人に加えてドラム・佐藤シンイチロウ、ベース・ハル!!!
シンイチロウは今はピロウズというバンドにいるんだが
昔はKENZIというバンドにいて、僕は高校時代このKENZIの
コピーをやってた。感慨ひとしお。
そしてハル!THEピーズ!!(休眠中)
春から真心バンドに参加しているのは知っていたが
動いてるのを観るのは初めて。
すっごく楽しそうに演ってる。ベース上手っ!
歌ってる!コーラス以外でも歌ってる!
こりゃ復活するな、THEピーズ。

「最後の家族」(村上龍)読了。
秋からのドラマの原作。
吉沢悠くんが引きこもりの長男役をやるのは
「早乙女タイフーン」の撮影中に聞いていたのだが
こんなにヘビーな役とは・・・。
それにしてもあんなに日焼けしていたのに大丈夫なんだろうか?
引きこもる前はライフセーバーだった、なんて設定にはなってないだろうか?少し心配だ。

「湯けむりスナイパー」G(ひじかた憂峰・松森正)
この漫画の話は今度ゆっくり。



2001/10/07(Sun)


[ 中華饅 ]
中華饅の季節ですね。
僕は誰がなんと言おうと中村屋の中華饅が1番だと。
中華街や高級中華店にあるような本格的なモンより
セブンイレブンで買った中村屋の肉まんを冬の夜道を歩きながら
食べるのが1番だと。
そういえば中村屋は毎年中華饅の味や具材を
微妙に変えてるんだと。
今年の肉まんは肉が例年よりも少し大切りに
してあるそうです。
中村屋はアンマンも美味しいよね。

2001/10/06(Sat)


[ 車上荒らし ]
先週五反田のコインパーキングで車上荒らしにあった。
盗まれたのはカバンに入れておいたパソコン(VAIO-C1)。
自慢じゃないが、僕はそれほどパソコンを使いこんでいない。
メール、インターネット、ワードでの企画書作りや資料整理、
あとはメールに添付されて送られてくる仕事関連のものの管理くらい
でしか使っていない。あ、あとは内臓されているカメラで遊ぶくらい。
(別にいやらしいことで使うわけではない)
しかし!それでもPCを盗まれたことはかなりショックで
2日くらい落ち込んだ。
たくさんの人からもらったメール、思い出の写真、仕事の資料一切合財
・・・・もう2度と帰ってくることはなく、どっかの中古PC店か
ネットオークションにでも出されてしまっているんだろう・・・。

でもね、3日目くらいからすごくラクになったのよ。
なんかね、メールチェックやインターネットをしない生活がすごく
ラクで。自宅でも仕事先でも常に持ち歩いていたから完全に自分の
生活の中に組みこまれていたんだけど、無けりゃ無いで済むもんだなと。

さすがに仕事に支障を来すのは不味いので
5日目に新しいPCを購入したんだけど
なんかPCに対する考えがちょっと変わりました。
まあ僕にとってのPCなんかそんなもんだなっちゅーことですね。

コーネリアス「DROP」購入。
これは・・・・!!!!
コーネリアスだけに猿のオナニー状態で
家でも車でも事務所でもずーっと聴きっぱなし。

ビックコミックスペリオールで連載している「本気のしるし」
が凄い。星里もちるって前からちょっと気になっていたんだけど
女性の描き方がもうなんつーか谷崎レベル。
「本気のしるし」の浮世さんなんてもうまるでナオミ(痴人の愛)
のようだ。豊潤で曖昧で可愛い女性に振りまわされながら
僕も生きていきたいもんだ。
2001/10/05(Fri)


[ 豪傑 ]
10月2、3日。
ある仕事の打ち合わせで大阪へ。
プロデューサー赤羽(25歳・68キロ)と共に。
赤羽と一緒に地方に行くと必ず「美味いものめぐり」になってしまう。
しかしコヤツの食欲がハンパじゃないのだ。

今日も打ち合わせを早々に済ませて夜の大阪の街へ。
まずは仕事相手の方々とミナミの居酒屋へ。
料理・酒ともに美味し。続いてそのままミナミの街へ出て2人でうどん。
これがまたたまたま入ったのにも関わらず馬鹿美味。
僕は軽く月見うどん。
赤羽はメニューの中でもっともボリュームのある
「王様」というのをバクバクと食べる。
ちなみにこの「王様」は天ぷら(えび、しいたけ、のり、大葉)
肉、卵、こんぶ、ワカメ、ねぎ、天カスなどが乗っている。
さっきの居酒屋で既に2人前は食べていたのに・・・
おそるべし赤羽。

うどん屋を出ると隣にたこ焼き屋が。
「あ、おおねさんタコヤキ食べましょうよ!」
「ええ!?おまえまだ食うの?」
「当たり前じゃないすか!何しに大阪来てるんすか!?」
そして赤羽は1人前15個のタコヤキを軽々と食べ始めた。
おそるべし赤羽。

「さあ、じゃあ次行きましょう!」
「え?ホテル帰るんじゃないの?」
「なに言ってるんすか?まだ焼肉食ってないじゃないすか!
大阪に来て焼肉食べないでどーするんすか?」
この時既に24時。
おそるべし赤羽。

そしてミナミからタクシー移動して赤羽推奨の焼肉屋「朋苑」に。
狭い店内からは「知る人ぞ知る美味い店」のオーラをビシビシ感じる。
これは・・・無理してでも食べよう。
カバンから胃薬を取り出す僕の横で赤羽がオーダーを始める。
「えーと、とりあえず生ビール大ジョッキで2つ、タン塩、塩ハラミ、ねぎツラミ
 カルビ、ミノ、あご肉、ユッケ、キムチ、ロース、全部2人前!
 あとお薦めの肉を適当にお願いします」
「・・・・おい、そんなに食えないよ」
「あ、大丈夫です、わたし食べますから。あ、あとライス大盛りくださーい!」
おそるべし赤羽。

そして1時間後、確かにこの「朋苑」は僕の焼肉ヒストリーの中でも
ベスト3に入るくらい美味かった。特にハラミは絶品。
しかしいかんせん、ここに来る前に食べ過ぎた。
最初に来たかったよ。
赤羽は苦しそうに腹をさする僕のことなどまるで無視するように
肉を食いつづけてる。
「すいませーん、あとホルモンくださーい!このアカセンってヤツもくださーい!」
恐るべし赤羽。

焼肉屋を出てようやくホテルに。
部屋に入るとさすがにパンパンに膨れた腹が苦しく
風呂に入ってすぐに寝てしまった。

翌朝チェックアウトするためにロビーに行くと既に赤羽が待っていた。
「おおねさん、何か飲みました?」
「さっきミネラルウォーター飲んだよ、いくら?」
「あ、いいですいいです、領収書で落としますから」
「え、いいよ払うよ」
「いやいやそのくらいは大丈夫ですから、(ホテルの人に)すいません
 2部屋一緒で領収書書いてください。」
「かしこまりました」
ホテルマンが書く領収書を何気に見ると・・・・
どうもおかしい。2部屋分の金額よりも明らかにオーバーしている。
僕は確かに水しか飲んでいない。電話もしていないしアダルトビデオだって
昨日は我慢した。なのに・・・んんんん?
「赤羽」
「はい?」
「高くねえか?」
「な、なにがすか?」
「いや、2部屋分だろ、1万円くらい高くない?」
「え?いや、そうすかねえ?」
と、その時ホテルマンが言った。
「こちらお部屋代と冷蔵庫のドリンク代、それとマッサージ代が入っております」

・・・・・・おそるべし赤羽。
食うだけ食ったあとは部屋にマッサージ呼んでやがった。

ちなみに赤羽は「智比呂」という可愛らしい名前を持つ女性である。
2001/10/03(Wed)